こんにちは!フリーライターの小晴です。

病気のお子さんをご自宅でお預かりする、フローレンスの訪問型病児保育。お子さんのご自宅で保育を行うため、実際に保育をしている様子の見学ができず、どんな仕事なのかイメージするのが難しい方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、保育スタッフ・山田愛子さんのとある1日に密着!お預かりから引き渡しまでの様子と、保育で気を付けるポイントなどを詳しくご紹介します。

ライター・インタビュアー:小晴
平成元年、福井県生まれ。早稲田大学法学部卒。出版社での雑誌編集、web制作会社でのライター業を経て、フリーライターとして活動中。「文章を通してひとの暮らしをよりよくする」をモットーに、美容からライフスタイルまで、女性向けを中心に幅広い分野の記事執筆を手がける。大学のゼミで「子どもの貧困」について研究した経験から、フローレンスの活動・信条に強い共感を抱き、コンテンツ制作に参画。

 

山田愛子さん(病児保育スタッフ 週5正社員)
2012年から保育士として働き、複数の園で集団保育を経験。「もっと一人ひとりのお子さんに寄り添う保育がしたい」との想いから、2016年にフローレンスに転職し、病児保育スタッフとして活躍中。

 

この日、山田さんが担当したのは、3歳の女の子Aちゃん。前日には38℃の熱がありましたが、当日は熱は下がっており、病後児保育としてのご依頼でした。

一人ひとりに合わせて保育を組み立てられる

8:00 訪問・引き継ぎ

親御さんが記入した記録票を見ながら、お子さんの体調やこれまでの経過を親御さんに確認。引き継ぎには15分ほどかけ、保育の要望やお子さんの性格についても丁寧に聞き取ります

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Aちゃんはやんちゃで、普段はあまりお昼寝をしないそう。親御さんからは「早めに治るようにたくさんお昼寝をさせてほしい」というご要望がありました。病院にはまだ行っていないため、親御さんに代わって病院に行く受診代行も引き受けます。

8:30 受診

病院までは、安全を考えてタクシーで移動。安全に気を付けなければならないため、受診は特に緊張感が高まる時間です。タクシーを降りてからは、Aちゃんが道路に飛び出さないよう、アニメの話で注意を引いていました。2歳くらいまでの子なら、親御さんから預かった抱っこ紐を使うそうです。

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診断の結果は風邪。鼻水を抑える粉薬が処方されました。

10:30 帰宅・遊び

帰宅後はお絵かきや折り紙で遊びました。お子さんの体調を考慮し、座ったままできる遊びが中心です。

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写真の折り紙は山田さんの手作り!Aちゃんもお気に入りでした。

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11:30 昼食

お昼ご飯は、親御さんが用意された「うどんと果物」。お子さんの安全を第一に考え、調理や片付けは行わず、お昼ご飯の温めには電子レンジやポットを使用します。

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Aちゃんはあまり食欲がないようで、うどんを半分ほど残してしまいました。無理に食べさせると体調が悪化する場合もあるので、お子さんの体調に合わせて食事を調整します。脱水予防のため、水分はこまめに摂れるように心がけています。

安心・安全に保育するためのサポート体制

12:10 与薬

親御さんが記入した「与薬依頼書」とお薬手帳に従って、与薬します。代行受診の場合は、医師の処方に基づいてお子さんへ与薬するよう、親御さんと事務局でルールを決めています。

与薬依頼書(※画像はイメージです。)

与薬の前には必ず事務局に電話し、お薬、親御さんに記入していただいた与薬依頼書(※フローレンスでは保育中にお薬を飲ませる場合、お薬の飲ませ方などの詳細を親御さんに記入していただいています)や薬剤情報提供書、お薬手帳の内容を復唱し、お薬の内容に間違いないか安全確認のためのダブルチェックを行います

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山田さんは前職では与薬の経験がなかったため、「読み合わせのおかげで安心して与薬できます」と語っていました。このように保育スタッフが不安に感じやすい場面も、事務局がしっかりサポートしてくれます。

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普段通りお気に入りのコップにお薬を溶かすと、すんなり飲んでくれました。スポイトを使う、ヨーグルトに混ぜるなど、お子さんが飲みやすい方法を親御さんとの引き継ぎの際に確認しているそうです。

12:30 お昼寝

絵本を読んでいたら眠くなったようなので、そのままお昼寝。「思ったより早く眠りにつきました。体調が良くないのかも?」

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体温を測ると37.3℃。検温は預かり時、食事前、お昼寝前後など、保育中に数回行います。お昼寝中も体調の小さな変化を見逃しません。

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Aちゃんから目を離さずに山田さんも簡単に昼食を摂り、保育記録や受診報告書を記入。また、お子さんが食べた昼食の量やお熱などの経過情報を、業務用のスマートフォンでさっと入力。報告内容はプルダウンで選択できるので、入力は簡単だそうです。

入力した内容は親御さんへメールが送信されるので、事務局ともお子さんの状況を共有しつつ、親御さんもお子さんの体調を確認できて安心されます。

3歳未満のお子さんの場合は、睡眠中に顔色、体温、呼吸数などのSIDSチェックを行います。

14:50 起床・おやつ

目を覚ましたため検温。37.6℃と微熱があり、少しだるそうです。おやつを食べても少し元気がありませんでした。

15:10 遊び

朝の続きで折り紙を使って遊びましたが、あまり気乗りしない様子。具合が良くないのかもしれません。

一人じゃない!事務局がいつでもサポート

16:00 事務局への経過報告

再び経過報告を送信します。経過報告がないと、保育スタッフの安否確認も兼ねて事務局から必ず電話をくれるため、見守られている安心感があるそうです。

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体温を計ると38.1℃。食欲がなく、少し活気がないので気になります。念のため、事務局に電話で相談することにしました。

熱の経過や食事、睡眠、遊びの様子について報告し、対応を相談。Aちゃんの場合はあまり心配なさそうとのことで、ひとまず様子を見ます。

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今回のように、いつでも事務局に電話できるのはとても心強いそう。事務局には看護師が常駐しているため、ピンチのときもすぐに適切なアドバイスをくれます。

事務局には「鼻血が出た」「泣き止まない」など、保育中に不安なことがあれば気軽に電話してOK!焦りがちな場面でも、電話して「ひとりじゃない」と実感することで落ち着いて対応できるそうです。

また、少し症状が心配なお子さんを預かるときなどは、サポートスタッフがヘルプで巡回に来てくれることも。安心・安全に保育できるよう、手厚いサポート体制が整えられています。

18:30 引き渡し

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親御さんがご帰宅。保育記録を見せながら、熱の経過やお昼寝の時間、食事など、親御さんが特に気になるポイントを中心に説明します。

帰り際に、親御さんから「どうしても仕事を休めなかったので、本当に助かりました」と感謝の言葉をいただき、今日の保育は無事終了!お疲れ様でした。

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子どもとじっくり向き合える一対一保育

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以前は保育園で働いていた山田さん。集団保育で一人ひとりに向き合うことの難しさを感じ、「子どもの気持ちにもっと寄り添える保育がしたい」との想いからフローレンスの病児保育に転職しました。

病児保育では一対一でお子さんにじっくり関わることができ、その子の体調や性格に合わせて1日の保育計画を自由に立てられます

例えば遊びの時間。サッカー好きなお子さんなら、サッカーの本を一緒に読んだり好きなチームの話をしたり。数字好きのお子さんなら、数字ゲームができるカードを手作りしてあげたり……。

一人ひとりの興味に合わせた遊び方ができ、お子さんの喜ぶ顔が見られるため、山田さんもとても嬉しいそうです。こういったことは、一対一保育でなければなかなか実現できません。

親御さんから直接感謝の言葉をいただく機会も多く、「預かってもらえたおかげで自分も余裕を取り戻すことができ、週末は親子でゆっくり過ごせました」という方も多いそう。困っている親御さんの力になれている実感も強いため、やりがいは大きいと言います。

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保育園では担任を持つことも多かったため、休みが取りにくく、帰宅後も仕事のことが頭から離れなかったという山田さん。

製作物などの持ち帰り仕事もないので、目の前のお子さんの保育に集中できてオンオフの切り替えがしやすくなったそう。人間関係で悩むこともなくなり、楽しんでのびのびと仕事をできるようになったと語ってくれました。

とはいえ、訪問型病児保育は病気のお子さんを一人で預かる責任の重い仕事。決して楽ではありません。

それでも、困ったときはいつでも事務局に相談できたり、緊急時はサポートスタッフがヘルプに来てくれたりと、みんなで保育スタッフとお子さんの安心・安全を守る体制ができています。お子さんの安全を優先するために家事はやらないなど、保育に集中できる環境も整っているため、とても働きやすいと感じているそうです。

感染予防対策の上、病児保育を実施しています

フローレンスの病児保育は、当日朝8時までの依頼に対して100%保育スタッフを派遣する日本初の訪問型病児保育です。

2004年のサービス開始以降、保育業界最多の累計保育件数100,000件の実績で培った経験と、研修体制をもとに、安心安全の病児保育を提供しています。

withコロナ時代においても子育てと仕事の両立をサポートします。

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病児保育スタッフを募集中!集団保育にはない魅力がここにあります

「保育で何を大切にしたいか」は人それぞれ。山田さんの場合は「一人ひとりのお子さんに寄り添う保育がしたい」という想いをもっとも大切にしていたため、フローレンスの病児保育は自分の保育観にぴったりの場所でした。同じ想いを持つ方は、まずは採用説明会に訪れてみてはいかがでしょうか?

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