「病児保育という選択肢は親も子もハッピーになれる!」「こんなにチームで仕事が出来る職場は今までになかった」などなど、フローレンスの病児保育に関わる3名の看護師に、フローレンスに出会うまでの経緯や、「フローレンスで働くこと」の魅力について赤裸々にお聞きしました。
Q:これまでのご経歴や、入社のきっかけについて教えてください
(島内)わたしは30年以上前、大学病院の産婦人科で働いていました。当時は看護師や助産師が非常に不足しており、助産婦学校を卒業してすぐに現場に投入され、ほとんど研修もなく一人で仕事を任される状況でした。そのため、毎日が綱渡りのような状態で、1年後にはリーダーを任され、夜勤もわたしと准看護師の二人だけでこなす状況でした。
その後、専業主婦になりましたが、しばらくしてから会長の駒さん(※社内の愛称です)がテレビに出ているのを見て、「自分もまた働きたい」と思うようになりました。そして前の病院に勤めていた時に、フローレンスで勤務されていた森山さんから声をかけていただき、まずは保育スタッフとしてフローレンスに入社しました。現在は、看護師資格を活かして、訪問看護や会員さんの入会対応、病児保育室での業務を主に担当しています。
(相原) 以前は大学病院で看護師をしていました。最初の2〜3年は小児科に配属され、呼吸器に障害があるこどもたちや在宅医療が必要なこどもたちのケアを担当していました。親御さんに対して在宅でのケア方法を指導したり、退院調整を行ったりしていたことで、在宅医療の重要性を強く感じるようになりました。
将来的には、そういったこどもたちや家族を支える存在になりたいと思うようになりました。その後、成人看護の経験も積むために大学病院に残り、リーダー業務も担当しました。そうしている間に、大学の先輩がフローレンスで働き始めてその存在を知り、フローレンスが提供する保育や看護の理念に共感して、入社を決めました。
(下嶋)わたしは大学を卒業後、総合病院で約9年間勤務しました。内科、外科、精神科など幅広く経験しましたが、こどもに関する仕事に興味を持つ中で、大きな病院では希望する部署に配属されにくい状況だったため、別の仕事を探しました。
その後、非常勤で病後児保育室や学童保育で看護師として働き、そこでこどもたちと直接関わることができ、やりがいを感じました。それから、結婚や子育てのタイミングで、ワークライフバランスを考え、病院勤務から企業の健康推進センターで働くことにしました。そこでは保健指導などの業務を約9年間担当しましたが、やはり自分のやりたいこととは違うと感じ、退職しました。そして、再びこどもに携わる仕事をしたい!と思い、フローレンスへ入社しました。
Q:1週間の働き方について教えてください
(島内)週4日働いていますが、曜日ごとに決まった場所というのはありません。病児保育室のある駒込、豊洲、オフィスのある神保町、自宅といった場所での勤務が中心です。
看護師としての業務もそうですが、保育の時間は業務の中の大半を占めています。しかし、吸入が必要なお子さんや急な対応が必要な場合は看護師としての役割も担っていますので、保育をしながら、病状の観察や適切な対応を行うことが求められ、看護士と保育士の両方を兼ねています(保育士の資格はありません)。
(相原)在宅勤務のときは、会員さんの問診や健康状態のチェックを行い、保育スタッフが、適切な対応をできるようサポートしています。直接保育現場に訪問することもありますが、基本的にはデスク業務が中心です。訪問看護もありますが、基本的にはサポート業務が多いです。
(下嶋)チームで動いているので、1人で全てをこなすのではなく、みんなでシフトを調整しながら対応しています。そのため、毎日のミーティングでその日の問題を解決するようにしています。また、密に連絡を取り合い、相談できる時間をしっかりと設けて、お互いの意見を共有するよう、チームとして一緒に働く意識を持つよう心がけています。
Q:一般的な看護師の仕事と比べて、フローレンスでの勤務にはどのような特徴がありますか?
(島内)フローレンスでの仕事は病棟勤務とはかなり異なります。特に感じるのは、新しい病名や状態について調べる機会が増えたことです。以前は見かけなかった病名や症状が増えていて、それに対応するための知識を日々アップデートする必要があります。保育の場面でも、この子にはどんなケアが必要かを考える際に、新しい情報を元に適切なプランを立てる必要があります。
(相原)病棟勤務では直接患者さんに対応するのが主な仕事ですが、ここでは親御さんから送られてくる既往歴をもとに、その子に最適な保育と看護を提供するために問診を行うことが多いです。看護師としての経験が役立つのは、例えば新しい病名を聞いたことがなくても、似たような病状や対応を知っているので、適切なケアを検討することができることです。
直接的なケアだけでなく、チームで問題を共有し、相談しながら対応策を考えることがとても重要だと思っています。例えば、新しい会員さんが入ってきたとき、病児のときは、その子にどんなケアが必要なのか?を全員で話し合います。とても大切なことなのですが、これが普通の病棟勤務との大きな違いです。
(島内)前職では1人で判断しなければならないことが多かったですが、ここではチーム全体で協力し合うことができます。例えば、困ったことがあればすぐに他のスタッフに電話して相談する。保育士さんや他の看護師さんに意見を求めて、より良い対応を探ることができるのは心強いですね。
(下嶋)わたしも前の職場では1人で決断することが多かったですが、ここでは多くの人とコミュニケーションを取りながら進めていくので、判断ミスを減らすことができます。定期的にミーティングを行って、その日の問題をその日のうちに解決することも重要だと思っています。
例えば、新しい会員さんのケアについて意見を交換し合うことで、最適な対応策を見つけることができます。ここまで相談しながら解決方法をみんなで一緒に考えることが出来るのは、普通の病棟勤務ではあまり経験できないことだと思います。
Q:フローレンスの病児保育で、看護師として働く上でのやりがいについて教えてください。
(島内)訪問看護が好きなのは大前提なのですが、その他で言えば、保育スタッフ向けの研修が特にやりがいを感じる部分です。研修では保育スタッフと顔を合わせながらモニターを見て一緒に進めるんですが、これがとても良い経験だと思っています。研修を受けたスタッフから「よくわかったよ」と言ってもらえると嬉しくて、次回はもっとわかりやすくしようとモチベーションが上がります。
(相原)前職ではわからないことがあって質問をしても「自分で調べてきて」と言われることが多かったり、講義形式での勉強会なども多かったりで、正直、自分が曖昧なままでも問題ありませんでした。
しかし、フローレンスでは医療知識のない人に教えることもあり、教えること自体の責任を感じますし、自分がしっかり理解していないと教えることができないので、自分にとっても非常に勉強になっています。
また、フローレンスではみんなが対等に意見を言い合える環境で、それが本当に温かいです。例えば、わたしよりも経験豊富なスタッフの方でも、対等に話してくれて意見を尊重してくれます。これは本当に素晴らしい環境だと思います。
(島内)病児保育室では、親御さんにとって本当にピンチの時に、ヘルプに入ることができます。こどもが病気になって熱出して、預かってくれる人がいなくて、困ったな、どうしようという時に、「あ、フローレンスに入っててよかった」「仕事に穴を開けずに済みました。助かりました」という声を直接聞けるのは何よりも嬉しいですし、本当に困っている時に助けになれることが何よりも大きなやりがいです。
しっかり回復して、安心して保育園に戻るために、あえて保育室を使ってくれる親御さんとかもいらっしゃると、頼ってくれてるな!と感じることが出来るのはとても嬉しいし、こういう使い方をして良いんだと親御さんに選択肢が広がれば良いなと思います。
(相原)保育室での勤務や親御さんとの直接のやり取り、こどもが病気になった際に保育室を利用できるかどうかの調整もわたしたちの仕事の一環です。
看護師として、これまで経験したことのないケースに対応することや、自分のスキルをさらに伸ばしていく可能性がある環境がとても魅力ですし、自分でやろうと思ったらいくらでも広げられる、チャレンジさせてくれるのがフローレンスの環境です。病院ではできないような幅広い業務に関われます。
(下嶋)企業で働いてた時には、例えば銀行で務める方は残業もたくさんあり、育休中のパートナーにもかなり負担がかかっていて、そのまま子育てによりメンタルが弱ってしまう方も多く、わたしはそんな方々をケアしていた側でした。その時に病児保育の存在を知っていたら、早く教えてあげたかったと思っています。
病児保育室もそうですし、訪問型病児保育もそうですが、うまく利用したら仕事と育児の両立が楽にできる人が、本当はいっぱいいるはずです。自分としても、病気の時にこどもを預けて仕事するとか、そこまでしなきゃいけないのかな?と思うんですけど、病事保育って、むしろ預けた方がこどもにとっても親にとっても、みんなにとってハッピーになれます!
無理に仕事を休んで、自分がイライラして、気持ちも経済面的にも家庭がうまく回らなくなり、苦労してやりくりしている人がまだまだたくさんいると思います。
もっともっと「病児保育」という選択肢を広めたいですし、ピンチの時に親子の助けになっていることが、とてもいい仕事だなと思います。
Q:フローレンスを検討している看護師のみなさまへ、メッセージをお願いします!
(島内)困ったことが発生したらとても相談しやすい環境です。看護師として相談しやすい雰囲気は業務をする上で何よりも大切だと思っています。入社後は安心して、困ったことがあればチームで解決することができますし、それが言える環境は貴重だと思います。
上長にも「看護師を1人採用してほしい!」と伝えられる環境は、他ではないのではないかと思っています。自分の考えをしっかりと受け止めてもらえる風土があるのは本当にありがたいですし、こんな環境に少しでも興味があればぜひフローレンスのドアを叩いてほしいです。
(相原)わたしたちの業務は、正解が1つだけという世界ではないから話し合いや自分の意見をしっかりと伝えることが大切ですし、自分の思いをしっかり伝えられる環境がフローレンスには整っています。そしてどんな経歴や経験を持っていても、誰でも受け入れてくれる環境があります。病児保育に関わることは考えていなかった!という方でも、ぜひ一度検討してみてほしいです。
(下嶋)わたしも最初そうだったんですけど、やっぱりみんなそれぞれ全然経歴も違い、自分の経歴で役に立てるのかな?と思うのですが、これまでやってきたことと、やってみたいっていう気持ちがあれば、チャレンジできる職場だと思います。ぜひ一緒に働きましょう!
現在、フローレンスの病児保育では看護スタッフを募集しています。
看護師としての強みや経験を活かして病児保育の現場から、育児と仕事の両立を図る親御さんを一緒に支援しませんか?
まずは、個別相談へお申し込みください。気になることや不安に思っていることなどについて、ざっくばらんにお伝えできればと思っています。
少しでもこのお仕事に興味を持っていただけるようでしたら、ぜひお気軽にご参加ください!