フローレンスの病児保育では、さまざまなバックグランドを持つスタッフが活躍しています。

今回は、幼稚園や保育園で経験を積むも、一度保育の仕事から離れ、こどもレスキュー隊員(※)として再び保育に携わるようになった高桑のインタビューをご紹介します。
※フローレンスでは訪問型病児保育スタッフのことを「こどもレスキュー隊員」という愛称で呼んでいます。


一度保育の仕事から離れた理由は何ですか?また、再び保育に携わるようになったきっかけも教えてください。

保育園で働いていた時は、自宅に仕事を持ち帰って、おもちゃを作ったり日誌を書いたり、仕事とプライベートの時間の線引きができない状態でした。体力的にも精神的にも疲れてしまい、保育の仕事から離れることにしました。
そんな中、共通の趣味を通じて知り合った保育士の友人に誘われて、彼女と同じ保育園で働くことになったんです。

フローレンスのことはどのように知りましたか?

働き始めた保育園に置いてあったフローレンスの病児保育のパンフレットを見て、「病児保育ってどんな仕事だろう?」と検索しました。その時初めてフローレンスのこと、そして病児保育というお仕事の存在を知りました。

その時働いていた保育園での仕事がすごく楽しかったので、すぐに転職したいとは思わなかったのですが、マンツーマンの居宅訪問型の病児保育に魅力を感じました。

当時は担任を持ち、子ども6人くらいを1人で見ていて、「みんなに均等に関われていないな…。私がやりたかった保育ってこんな感じだったっけ?」と思うこともあったので、チャレンジする意味でも、フローレンスに転職することにしました!

フローレンスに転職する決め手となったのは何でしたか?

やはり最大の決め手は、マンツーマンでお子さんとじっくり関わることができるということです。マンツーマンだからこそ、その子のペースや症状に合わせて食事や睡眠の時間を取ることができますし、その子が好きな遊びをして楽しく過ごすことができます。
あとは、土日祝日が休みで、持ち帰り仕事がないことも大きかったですね。
有休や夏休みなども取りやすく、保育園時代とは全く違う働き方ができています。
私自身も子育てをしているので、プライベートや家族との時間をしっかり取ることができるのが魅力でした。

病気のお子さんを1人で保育することに不安はありませんでしたか?

確かに不安はありましたし、夫から「お子さんから風邪などがうつることもあるのでは?大丈夫なの?」と心配されました。
でも、研修などで病気に関する知識をしっかり学ぶことができること、もし病気がうつってしまっても感染補償制度というものがあることなど、説明会の中でしっかり話を聞くことができましたし、家族にも説明して納得してもらえました。
今に比べると、保育園にいた時の方がよくインフルエンザや胃腸炎などをもらっていましたね。

それは意外ですね!何故でしょう?

保育園は基本的に元気なお子さんが登園してきますが、感染症には潜伏期間があり、実は菌やウィルスを持っているお子さんもいますよね。知らず知らずのうちに感染しているケースをたくさん経験しました。
一方で、病児保育では、お子さんが病気だとわかっているのでこちらも注意をしますし、できる限りの感染対策をとりながら接するため、うつりにくいのではないかと思います。
手洗いうがいをしっかりする、手袋をする、帰宅したらすぐにお風呂に入る、といった基本的な感染対策は徹底して行っています!

病児保育の仕事を始めて良かったことや、スキルアップできたと感じることがあれば教えてください。

大学時代に子どもの病気に関する勉強をしていましたが、忘れてしまったことも多くて…。
ヘルパンギーナとか溶連菌とか、名前は聞き覚えがあっても、どんな病気か分からなかったので、研修を通してもう一度学び直すことができました!
お薬の名前や効能などの知識も増えましたね。

アレルギー、感染症、薬、水分管理、呼吸のチェック法など動画の研修も充実しています。保育の依頼を待っている待機時間を使って勉強をしていますが、分からないことも本部の看護師に聞くことができるので安心です。

また、熱性けいれんを起こした時の対応を研修で学んだので、自分の子が熱を出した時にも焦らず対応することができています。

病気に関すること以外にも、子どもの発達や遊びのレパートリーなど、様々なジャンルの研修があり、お家の中で楽しく遊べるスキルが身についてきた!と実感しています。
実際、コロナ禍での子育てにとても役立っています!

研修以外での学びとしてはどんなことがありますか?

定期的に保育現場への訪問や組長(※)の巡回があり、他の人の保育の様子を見る機会や自分の保育を見てもらう機会があるので、現場で学びを得る機会もあります!
※組長とは…
病児保育スタッフは、13~15名ほどの人数でグループ(組)に分けられ、そのグループのリーダーである「組長」を中心に、スタッフ同士の横のつながり・連携を図り、マンツーマンでも孤独感を感じないような体制を整えています。

また、スタッフ同士では「私こういうの使ってるよ!」「この前こんな症状のお子さんがこんなお薬使っていたよ」などの情報交換も積極的に行っています。
スタッフから教えてもらった遊びを真似てみたり、実践していることもたくさんありますね!

保育中に使用しているナースバック。エプロンのポケットには入り切らない消毒液や手袋などが収納できて大活躍!早速スタッフ同士でシェア!

病気のお子さんを1人で保育することへの不安はどのように解消されましたか?

マンツーマンの保育なので、何か起きた場合の責任は私一人で負わないといけないと思っていました。

でも、困った時には事務局のサポートもありますし、先ほども話したとおり、組長の巡回もあるので、決して1人ではない!と思えるようになりました。

保育中に困ったことがあったら、「これやってもあれやってもダメなんです。どうしたらいいですか?」とすぐに相談して、トラブルが起こる前にアドバイスをもらうように心がけています。

何かあったら、ちょっとしたことでも声をあげましょうと研修時から言われているので、「困ったらすぐ電話!」は染み付いていますね。
こんなことで電話していいのかな?というレベルの相談でもちゃんと聞いてくれて安心です!

病児保育のやりがいは何ですか?

親御さんからの感謝の言葉や、お子さんの笑顔がやりがいになっています。
病児保育はどうしても親御さんがピンチの時の保育なので、「本当に助かりました!」ってアンケートに書いてくださったり、直接「ありがとうございました!」と声をかけてもらうことが多いです。
お子さんが楽しく遊んでいる姿や症状が緩和されて元気になっていく様子をみると、来てよかったなと思いますし、人見知りで朝は全然懐いてくれなかった子が、夕方には私にべったりになってくれたりするとやっぱり嬉しいですね。
楽しい時間を提供できていたんだなと実感できて、やりがいを感じます。

最後に、病児保育の仕事に興味を持っていたり、応募してみようかな?と考えていらっしゃる方へのメッセージをお願いします!

病児保育は広まりつつありますが、保育士同士で話していても意外と知られてなかったりもしますよね。また、病児保育には施設型と訪問型があって、訪問型について詳しく知らない人もいると思います。
応募する、しないは別として、まず仕事の選択肢の一つとして訪問型の病児保育を知ってもらいたいなと思います。
特にフローレンスでは、些細なことでも褒める風土やミスしてしまっても次のアクションにつながるような声かけをしてくれる思いやりに溢れたスタッフが大勢います。
また、自分自身の子育てに役立つ知識を身につけることもできますよ。
ぜひ一緒に病児保育を盛り上げて行きましょう!

フローレンスの「訪問型病児保育」に興味を持ってくださった方は、お気軽に説明会にご参加ください!


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