フローレンスの病児保育 | 子どもが病気になったときのベビーシッター

保育スタッフの採用基準と育成について

採用について

1対1の居宅保育においては「命を預かる」責任を理解しているかどうかが重要です。
そのため応募者の保育観や保育経験について詳しく聞く中で、人格を含めた見極めを行っています。

  1. 面接前

    通常、応募者とは選考の前に「説明会の参加」または「個別相談会」にてあらかじめ接点を持っており、
    選考時に人となりがまったく分からない状態を回避しています。
    ※現在は、コロナ情勢下でオンライン説明会等も実施しています。
    書類選考では書類に「賞罰の有無に関する質問項目」を設けています。
    また、面接の前に適性検査を実施し、応募者の職務適性を把握しています。

  2. 面接

    面接は複数回行い、フローレンスの病児保育スタッフ「おやこレスキュー隊員」としての適性を見極めます。
    面接官は、フローレンス独自の面接官トレーニングを経た採用・保育の専門スタッフや病児保育担当マネージャーです。
    入社までに5名~6名が接点を持ち、スクリーニングの役目を兼ねています。
    面接に独自のチェック項目を設け、「保育者として訪問型の保育に対応しうる人材か」を見極める質疑を行っています。
    フローレンスの理念に共感し、高いプロ意識を持って業務に臨むことができる人材を採用しています。

- 研修 -
入社してから実際に保育にあたるまで

入社前の保育経験に関わらず、フローレンス独自の研修プログラムの全課程をおやこレスキュー隊員全員が受講します。
おやこレスキュー隊員として1人で会員宅に伺うまで、座学研修や実技研修の他、フローレンスが運営する保育園での実習を行うこともあります。
入社日から2週間~1ヶ月程度かけてフローレンスの病児保育をしっかりと理解し、
全てのおやこレスキュー隊員が同じサービスを提供できるよう研修体制を整えています。

  1. 保育クレド研修

    入社するとまず、フローレンスの保育現場で大切にしている保育クレドに関する研修を受けます。保育クレド研修では、子どもの人権について学びます。

  2. 座学研修

    子どもの心のケアや声掛け・関わり方から、看護師による病児のケアポイントやアレルギーのあるお子さんへの対応など、病児保育のスキルや心得・専門領域を学びます。

  3. 現場研修

    現場研修は4つの段階があり、どの段階を何時間かけて実施するかは一人ひとりの前職までの経験や研修での習熟度によって変更しています。

    現場研修では、指導担当の保育スタッフとともに研修を行い、毎回振り返りで課題を確認。不安要素がある場合は、面談にてすり合わせを行い、研修の延長を行うこともあります。

- 研修 -
おやこレスキュー隊員としてひとり立ちしてから

実際におやこレスキュー隊員として保育を行うようになってからも、
保育の質と安全性の向上を目的として様々な研修やサポート体制を設けています。
フローレンスでは顔と名前と人となり、高い専門性が組織としてしっかり把握できている人物だけが保育にあたっています。

  1. 研修

    保育を担当しない日は研修に参加して、専門知識やスキルなど、保育の質の向上に取り組んでいます。資格取得補助制度を利用して、保育士などの資格取得に取り組むスタッフもいます。
    また、お子さんの病状や個性に合わせた保育を提供できるよう、看護師による喘息などの呼吸に関わる病気や感染症、様々な心臓の病気、けいれん、ダウン症など多くの研修を行っています。
    急変時に備えて、フローレンスの保育スタッフは全員、2年に1度救命救急講習を受講しています。重症度・緊急度が高い症状がある場合には救急搬送を実施します。

  2. 巡回システム

    訪問型保育スタッフを少人数のチームに分け、チームリーダーを配置しています。チームリーダーはスタッフの現場を随時巡回してその場でフィードバックを行っています。保育スキルの向上のため研修担当とリーダーで面談し、不安要素をクリアにするための取り組みを行っています。

感染症対策について

新型コロナウィルス(COVID-19)感染症対策

フローレンスでは新型コロナウィルス感染症が広がる以前から感染症のお子さんの保育を行い、
様々な感染予防対策を実施してきました。新型コロナウィルス感染症の予防のため、現在は以下の感染予防対策と健康管理を行っています。

新型コロナウィルス感染症対策

1.エプロンの毎日の洗濯
2.使い捨てマスクの利用
3.保育開始前のうがい、手洗い、手指のアルコール消毒
4.保育中のグローブ着用を推奨(食事介助や排泄物処理の際に交換・手洗いの実施)
5.飛沫感染をふせぐため、食事介助中のフェイスシールドの着用を推奨
6.長袖エプロン(または割烹着)の着用を推奨
7.毎日の検温(朝・晩)および体調の報告

このうち1~4については、平時においても行っている感染予防対策です。
保育スタッフ自らが、感染の媒介者とならないよう、マスク・グローブ・フェイスシールドのクリア部分などは会員宅にて処分をお願いする場合がございます。
また、保育ご利用後にお子さんやご家族に新型コロナウィルス感染症が確認された場合(感染疑いを含む)は速やかに事務局にご連絡をお願いします。

その他の安全対策について

仕組みで支える病児保育

フローレンスでは2004年のサービスイン以来、親御さんが「安心」して預けられ、保育を「安全」に提供できるよう、
質の高い保育スタッフの育成と事務局によるバックアップ体制の整備に力をいれてきました。
 万が一、トラブルが発生した場合は、会社が責任を持ってサポートいたします。

  1. 事務局の役割

    保育スタッフが目の前のお子さんの保育に専念できるよう、事務局にサポートスタッフが常にスタンバイし、保育スタッフと連携しながら、お預かり時より熱が上がったり、症状が悪化した場合は、看護師の判断を仰ぎつつ速やかに親御さんにご連絡します。(症状により救急搬送も対応します)

    また、保育当日におやこレスキュー隊員から寄せられる報告や相談に対応したり、親御さんとの連絡調整も行っています。受けた連絡は、時間・内容を全て記録に残します。

  2. 利用後アンケート

    病児保育のご利用後には、保育の質と安全性向上のため、アンケートにご記入をお願いしております。

    アンケートには事務局のみが閲覧可能な項目を設けており、保育に対する評価を書いていただきます。
    いただいた内容はすべて事務局で確認し、課題があった場合は改善のために事務局・保育リーダー・おやこレスキュー隊員にて振り返りを行います。

  3. 万一に備えた保険に加入

    万が一の事故に備えて、損害賠償などを保証する保険に加入しています。
    病児保育ゆえのリスクを加味して独自に設計された保険ですので、ご安心ください。
    もちろん、万が一のことを起こさぬよう、スタッフ一同たゆまぬ努力とサービス改善を進めてまいります。

  4. 万が一に備えた災害時の対策

    いつおこるかわからない災害に備え、防災訓練を毎月行っています。
    業務用の携帯より専用アプリを用いて、親御さんへ迅速な安否連絡を行います。万が一ネットが使用できない状況に備えて、WEB171・災害用伝言ダイヤルを用いる訓練も行っています。大切なお子さんの命をお預かりするため、日々全スタッフが、リスク管理の意識を持ち、研修や防災訓練を重ねております。

  5. 安心安全な保育を提供する事業者として

    フローレンスの病児保育は従来より、厚生労働省の定める「認可外保育施設指導監督基準」を遵守し、厚生労働省から公開されている10カ条の項目すべてにもれなく対応しています。
    東京都より「認可外指導監督基準を満たす旨の証明書」の交付を受け、東京都ベビーシッター利用支援事業認定事業者となっています。
    また、全国保育サービス協会(ACSA)にも加盟しており、内閣府ベビーシッター割引券の取り扱い事業者です。