フローレンスが病児保育事業をスタートして18年、先日、保育提供10万件を達成しました。

フローレンスが病児保育事業をスタートしたのは、そもそも、子どもが病気の時の預け先がない、それによってキャリアの見直しを余儀なくされたり、職を失うこともある状況をおかしいと思い、変えたいと考えたことがきっかけでした。

その後、ベビーシッター運営会社も増え、病気の時に子どもを預けることに対する世間の目もずいぶん変わってきました。

とはいえ、ベビーシッターをはじめとした訪問型保育サービス利用のハードルはまだまだあり、フローレンスのご利用会員のなかにも、まだ一度も使ったことがないという方もいらっしゃいます。

色々な理由がありますが、「初めて会う人と子どもを二人きりにして預けることへの抵抗感」「家を片付けないといけないというプレッシャー」「シッターにお金をかけることへの抵抗感」などはよく聞きます。みなさんの中にも心当たりのある方、いらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、フローレンスのご利用会員3名の方にご協力いただいて、入会されるまでの経緯やご入会後初めて利用された時の気持ちや感想などをお伺いしました。

先輩のみなさんはどのようにしてそのハードルを乗り越えられたのか。リアルな声をぜひ読んでいただいて、参考にしてみてください!

最初は緊張しましたが、今では複数サービスを併用!助成もフル活用しています ~牛島さん~

<牛島さんのプロフィール>
● フルタイムのワーキングマザー
● お子さんは8歳、5歳、1歳。実家の助けは借りられない環境。
● 2015年第1子出産後の復職時にフローレンスに入会後、第2子、第3子も入会。

--本日はお時間ありがとうございます。早速ですが、フローレンスとの出会いはなにでしたか?

牛島さん:
第一子のときはシッターさんを頼むことに心理的なハードルがとてもありました。長女がなじめる気がしなかったですし、その頃は在宅勤務もできなかったので、自宅でシッターさんと娘を二人きりにすることにも心配がありました

第一子ということもあり、病気になった時のイメージがあまり想像できなかったこともあり、正直なところ、病気の際の対策の必要性をあまり感じてはいませんでした。

ただ、フローレンスについては、夫がよく知っていて、保活の一環として、病児保育も考えたほうが良いだろうと、夫から提案されたような気がします。

--フローレンスが初めて利用された保育サービスでしたか?

牛島さん:
はい、最初はフローレンスしか登録していませんでした。第一子は親以外の大人に懐くイメージがわかず、室内に二人っきりにさせるというのも不安があったので、集団保育になる小坂こどもクリニック※1を利用していました。

徐々に預けるのに慣れてくると、今度は預けに行くのが大変に感じるようになりました。ただ、子どもの特性もあって、長女は他のお子さんもいる保育室の方が気が紛れたみたいだったが、逆に二人目は知らない場所に行くのが苦手なため、通常の自宅で見てもらう形で利用していました。

第二子以降からは他のシッターも使うようになりました。三年前、二人目が入園した保育園が長女と別の保育園になったため、送迎のために他社も使うようになりました。

--最初の心理的ハードルを施設で慣れる事で乗り越えられたんですね。

牛島さん:
やはり共働きでいざ子どもが風邪を引いた時に、ベビーシッターを使ったことのない家庭がいきなり子どもを預けるのはかなりハードルが高いと思います。シッターがどういうものなのか、どう預かってもらえるのかを体験できる無料トライアルがあるといいかもしれないですね。実際体調を崩されると心構えもできないから、初めて利用する前にできたら良いと思います。

--コロナ禍でリモートワークが普及したことで、利用頻度などは変わりましたか?

牛島さん:
我が家はコロナになりむしろ利用が増えました。在宅の時ほど利用したいです。コロナ前から利用しているシッターさんが、コロナ禍で、子どもに風邪症状があると使いづらくなった所があって、フローレンスに余計にお願いする回数が増えたんです。

--牛島さんは保育サービスを上手に活用されていますが、助成等も上手に利用されていますか?

牛島さん:
内閣府ベビーシッター派遣事業割引券、すくすくえいど、会社の助成、千代田区の病児・病後児助成など、とにかく使えるものは使っています※2。家計への負担がぜんぜん違ってくるので、申請時の手間は我慢して使った方が絶対にいいと思っています。

人の手をうまく借りて子育てと仕事の両立を ~深尾さん~

写真はイメージです
<深尾さんのプロフィール>
● フルタイムのワーキングマザー。
● お子さんは10歳、7歳。実家は関東圏ではあるものの、急な対応は難しい環境。
● 2012年第1子出産後にフローレンス入会。第2子も入会。

--本日はお時間ありがとうございます。早速ですが、フローレンスへ入会されたきっかけをお伺いしてもいいですか?

深尾さん:
長男が6ヶ月のタイミングで入会しました。新聞で駒崎さん(フローレンス代表理事)のフローレンスの活動についての記事を読み、ここなら預けられそうと申し込みました。

両親とも首都圏在住ですごく遠い訳ではないですが、急な対応は難しい距離だったので、そういう時にフローレンスがあって助かりました。フローレンスがなかったらここまで仕事するのも難しかったと思います。

--他のサービスも併用されていましたか?

深尾さん:
区の産後支援サービスで来ていただいたA社さんや病気ではなく元気な時の預け先としてはT社さんにお願いしていました。子どもたちが少し大きくなった今は、習い事の送迎をファミリーサポートさんにお願いしています。シッターさんそれぞれの特性があるので、その時々のニーズに合わせて使い分けていました

--子育てや子育てサービスに関する情報源はどこから入手されていたのですか?

深尾さん:
今住んでいるところは元々地元ではなく、子育て支援が充実しているという理由で転入したので、転入時に色々調べていました。その時情報を得られていたのと、あとは、長男の保育園時代にお友達が広がって、オススメの預け先の話などしていました。また、フローレンスで来てくれる隊員さん(保育スタッフ。「こどもレスキュー隊員」と呼んでいます)から情報を得られることも多くあり、とても参考になり助かりました。

--フローレンスを使うにあたってハードルはありませんでしたか?また利用されての感想は?

深尾さん:
熱がある子供を連れて行く病児保育室のシステムの方がハードルが高く感じていました。それに比べると、自宅に入ってもらうことの方がハードルが低かったです。

また、来てくださる方は、どの方が来ても研修がしっかりしていていることが感じられて信頼できる方ばかりで、安心して預けられました。100%対応というのも非常に助かり、魅力でした。

--仕事と子育ての両立で苦労・工夫されたことはありますか?

深尾さん:
子育てについて、フローレンスをはじめとしたシッターさんや保育園など、人の手をうまく借りて頼ることが大事だと思っています。

出産前にアメリカで働いていたことがあり、周りに頼れる家族等がいなくても子育てと仕事を両立しているモデルケースがまわりにありました。皆さん手がない中で、ベビーシッターなど借りられる手を総動員して子育てしていて、日本との違いを感じていました。

そのような経験もあり、子どもを預けることに対しては元々ハードルが低かったのかもしれません。預ける前提で、安心して任せられるところはどこだろう?というところからスタートしていました。

日本でもこれからもっとインフラが整っていくといいなと思います。そういった点でフローレンスにはこれからも事業を拡大していってほしいと思いますし、応援しています。

フローレンスはどの人が来ても度量の大きさを感じます ~榊さん~

写真はイメージです
<榊さんのプロフィール>
● フルタイムのワーキングマザー。
● お子さんは8歳と2歳。実家は関東圏で、サポートしてもらっている。
● 第2子が生まれて実家の負担を減らしたいと思い、2020年第2子が1歳のときにフローレンスに入会。

--フローレンスに入会されたきっかけを教えていただいてもいいですか?

榊さん:
今上の子が小学3年生、下が2歳で、ふたりとも男の子なのですが、普段から実家の母の手を借りていて、上の子のときはなんとか乗り切ったのですが、2人目が生まれてなかなか回らなくなってしまって。

元看護師で、今は医療系の出版社に勤めているのですが、会社はなるべく休みたくなく、そんなときに、フローレンスの看護師として働いている知人から、研修もしっかりしていると聞いて、入会しました。

--元看護師でいらっしゃると、保育についての要望も高くなりそうですが、そのハードルはありませんでしたか?

榊さん:
自分が病気の子どもを見られるとは思っていないので、そこのハードル(高い要望)はなかったですね。

フローレンスの保育スタッフのかたは、毎回違う方が来てくださいましたが、どの方もしっかりと研修をうけられている印象を持ちました。もちろん(親と離れる時)最初は泣くのですが、しばらくするとどの方でも泣き止むのですごいなぁと思わされています。

また、保育記録は細かく徹底されていましたし、多少子どもに泣かれてもどーんとかまえていて、度量の大きさを感じました。

--外の手を借りることについてハードルはなかったですか?

榊さん:
サポートしてくれている母の負担を減らしたいと思っていたので、病児保育については利用のハードルは、自分も家族もそこまでありませんでした。もちろん、最初に使う時は緊張はしましたが。

ただ、病児保育ではなくて、健康な子どものシッターということになると、そこは保育園で十分で、保育園以外に外の手を借りるということについては、心理的なハードルが自分にも家族にもあるような気がします。

先日、区の一時預かりの助成の手厚さを知ったので、たとえば上の子と二人の時間を作るために、休日に下の子をシッターさんに見てもらうなども考えたいと思いました。

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以上、いかがでしたでしょうか。

この記事を読んでくださっているみなさんが共感できるお話もたくさんあったのではないでしょうか。

わたしたちは、「子どもの急な発熱、体調不良に一人きりで悩まないでほしい」「親子のピンチをともに乗り越える仲間でありたい」と思っています。

フローレンスの病児保育が、今回お話を聞かせてくださったみなさんの力に少しでもなれていたとしたら、また、このような私達の考え方に共感してくださる方が少しでも増えていたとしたら、とても嬉しいです。

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※1 東京月島の小坂こども元気!!クリニック病児保育室と提携しています。ご希望と空き状況によって、こちらの病児保育室をご案内することがあります。ご利用時期によっては提携状況が変更されている場合がございます。

※2 フローレンスは各種クーポン、助成に対応しています。詳しくはこちらをご覧ください。

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