2004年の設立以来、90,000件以上の訪問型病児保育を行っているフローレンスの病児保育。子育て環境が目まぐるしく変化する中で、病児保育も進化し続けています。

マンツーマンで病気のお子さんをお預かりするという大変なお仕事に、疲れてしまうこともあるのでは…。
そんな疑問について、病児保育の現場を知り尽くしたスタッフにぶつけてみました!

【スタッフの紹介】
渡辺(写真右):
2005年入社。病児保育立ち上げ期から、保育スタッフとしてフローレンスの病児保育を支えるレジェンド!

三橋:(写真左):
2017年入社。さまざまなお子さんの病児保育にあたりながら、組長(※)として保育スタッフをサポートする役割も担っている。
※保育スタッフは13~15名ほどの人数でグループ(組)に分けられ、そのグループのリーダーである「組長」を中心に、スタッフ同士の横のつながり・連携を図り、マンツーマン保育でも保育スタッフが孤独感を感じないような体制を整えています。

病気のお子さんを一人でお預かりすることへの不安…

三橋:
病児保育というやったことのないお仕事について、不安を感じるのは当たり前ですよね。
お子さん一人ひとりの病状に合わせて対応していくのは、もちろん簡単なことではありません。
ただ、病状に対しての不安は、看護師チームや事務局のサポートセンターに相談して対応できますし、個人でもe-ラーニングの研修を活用して知識を深めることもできます。

また、スタッフ同士でも「こんな時はこういう風に対応したよ!」などの情報が積極的に共有されるので、私自身もだんだんと不安は解消されていきましたね。

初めから不安に思わない方はきっといないですし、経験を重ねていく中で不安は解消されていくと思いますよ。

渡辺:
1日お子さんをお預かりしていれば、病状の変化はつきものです。
不安になるのは当然ですし、そんな時は相談できる場所があるので安心してください。

三橋:
直行直帰のお仕事で、保育の現場もマンツーマンなので、一人で心細いと思われがちですが、看護師チームや事務局のサポートセンター、そして保育スタッフが支えになっています。

渡辺:
フローレンスには支えてくれるスタッフがたくさんいるので、心強いですよ。

病児保育のやりがいとは…

渡辺:
フローレンスは、お子さんの近況報告などをいただくことがあるのですが、一番最初に預かったお子さんが、今年で大学生になったそうです!
当時はよく泣いていたお子さんが、「こんな部活動やっているよ」「受験に合格したよ」と報告をくれるのは本当に嬉しいですよね。その子の成長をご家族と一緒に感激し合えているような、そんな喜びを感じています。

また、1日の保育が終了すると、「今日は本当にありがとうございました!」「助かりました!」と声をかけてもらうことが多いのですが、お金をお支払いいただいているのに、そんな嬉しいお言葉をもらえるなんて素敵なお仕事だと思いませんか?

三橋:
私は保育園で働いていた時に、病気のお子さんを預かることができないことに対して葛藤がありました。そばにいてあげたいのに何もできない。
フローレンスに入社し、病気で苦しんでいるお子さんに寄り添うことができることに、とてもやりがいを感じ、嬉しくも思いました。
病気で苦しんでいることは嬉しいことではないのですが、その大変な状況に「一緒に頑張ろうね!」とそばにいることができる、その子が頑張っている時に一緒にいられることが、自分にとって大事なことだと改めて気づくことができました。

そして、それによって親御さんもきっと助かると思うので、経験を積んでいくうちに、ますます病児保育という仕事の奥深さを感じました!

自分が対応したことによって、お子さんが楽になった姿を目の当たりにしたり、笑顔が見られるようになったり、ちょっとした喜びを日々感じることができるこの仕事に魅了されてますね!

渡辺:
もちろん大変なこともあるけどね!

三橋:
そうですね、最初は大変なことばかりだったかもしれません。
でも、大変なことを一人で抱え込む必要はなく、相談できる環境があるからこそ、安心して続けられているのだと思います。

渡辺:
朝、親御さんがお仕事へ行く時にものすごく泣いていたお子さんが、だんだん心を開いてくれて、膝に座って「これ読んで!」と笑顔で話してくれたりすると、心が通じ合った!と思って嬉しくなりますよね。
バイバイする時も、玄関まで来てくれて、朝の表情とは丸っきり違う笑顔で「また来てね!」と声をかけてくれたり!
1日大変だったけど、来て良かったなと心から思います。

毎日「ありがとう」という気持ちと言葉を親御さんとお子さんからいただく。
その積み重ねがあるからこそ、病児保育という仕事が好きで、ずっと続けられているのだと思いますよ。

一期一会の出会いでも感じられるお子さんの成長とは…

渡辺:
保育園や幼稚園と違って、お子さんの成長を感じることができないんじゃないと思われがちですが、そんなこともないですよ、意外かもしれませんが。
毎日その子の成長に寄り添うことは難しいですが、久しぶりに訪問した際に、前回は歩いていなかった子が歩いていたり、おしゃべりも上手になっていたり、そんな姿を目の当たりにすると、何とも言えない感動がありますよ。

三橋:
他のスタッフが経験したケースですが、一度訪問したことがあるご家庭に久しぶりに行った際、前回保育したお子さんの妹さんの保育に入ることがあったそうです。
「前回はまだ小さかったその子が、『妹はこういう遊びが好きなんだよ』と教えてくれたりして、すっかりお兄ちゃんになっている姿に感動しちゃった!」と嬉しそうに話してくれました。

確かに1回しか会えないお子さんもいますが、別の角度でその子の成長を見ることができたり、そんな特別な側面があるのも、この仕事の魅力なのかもしれません。
何度か訪問するご家庭もありますし、成長を垣間見ることができるので、全くその子の成長を見ることができないわけでもありませんよ。

また、以前訪問したことを覚えてくださっている親御さんもたくさんいらっしゃって、久しぶりの再会にお互い感動することもあります!

渡辺:
1日の終わりに「ありがとうございました!」と声をかけていただいた時、私がここに来たことは無駄じゃなかったんだ!と実感しますね。

三橋:
本当にそうですよね!
「また来てね!」って言ってくれるのは嬉しいけれど、また来る時は病気になってしまった時なのですよね。
それは嬉しいことではないのですが、お子さんが最後に見せてくれたその笑顔は、きっと1日を楽しく過ごしてくれたからなのかなと思いながら、「元気に過ごしてね!」という気持ちで1日を終えることができるので、充実した気持ちになります。

フローレンスの風土・魅力とは…

三橋:
スタッフは思いやりを持っている人、人に優しい人が多いですね!
困っている人がいると「大丈夫?」と声をかけるような、自分のこと以上に他の人に目を配っている方が多いです。
当たり前のことかもしれませんが、自然にできることはすごいことだと思います。

渡辺:
私自身もそうですが、人の世話を焼くのが好きな人が良いですよね。

三橋:
「最近どう?」と心配してくれて、自分の話に耳を傾けてくれる先輩スタッフも多く、スタッフ同士で支え合うという風土が私はとても好きです!
保育に関することや親御さんの対応で困ったことなど、「自信をなくしてしまった…」というような負の感情も出し合える、そんな雰囲気がフローレンスにはありますね。

渡辺:
マンツーマン保育なので、1日の保育が終わった時に、「こうしておけば良かったかな…」「もっと何かできることがあったんじゃないかな…」と一人で抱え込んでしまい、その気持ちをずっと引きずったままになってしまうこともありますよね。

もちろん、自分の不注意で起きてしまったことであれば、きちんと振り返って同じことを繰り返さないことが大切ですが、真摯に対応した結果のことであれば、スタッフにはもっと自信をもって欲しいと思っています。

「大丈夫、あなたはちゃんとやってるよ!」
そんな言葉をスタッフ全員に届けたいです。

三橋:
不注意で起きてしまったことについて、誰も責める人はいません。
「なぜそうなってしまったのか、同じことを起こさないためにみんなで一緒に考えよう!」と、ノウハウとして蓄積することも大切にしています。

また、親御さんとトラブルが発生してしまったとしても、親御さんの話だけを聞いて判断するのではなく、スタッフの話もきちんと聞き、「次からはこうしてみましょう!」と解決していくので、不安な気持ちや自分自身の考えをきちんと伝えられる環境があることは、本当にありがたいですね。

病児保育の仕事に興味を持ってくださっている皆さんへ…

渡辺:
どんな仕事でも最初からうまくいく人なんていませんよ。
フローレンスにはサポートするスタッフがたくさんいるので、最初からうまくやろうと考えずに、チャレンジしてほしいです。

皆さんが病児保育というお仕事にたどり着いてくださっただけで私は嬉しいですし、本当に素晴らしいことだと思います。
これも何かの縁だと思うので、ぜひフローレンスに飛び込んで来ていただけたら嬉しいです!

三橋:
本当にそうですね!
病児保育という大変なお仕事に目を向けてくださっていること自体、感謝をお伝えしたいですね。
不安な気持ちはあると思いますが、着実に学んでいける環境がフローレンスには整っていますので、「大変だけど楽しい!」「大変だけどたくさんのやりがいがある!」そんな奥深い病児保育というお仕事にチャレンジして、ぜひスキルアップを目指していただきたいです。

渡辺:
入社した後にも、くじけそうになることはきっとあります…。
そんな時は周りのスタッフを頼ってほしいですし、「自分がやりたかったことは何だったのか?」と原点に立ち返って、病児保育という仕事に向き合ってほしいなと思います。
何か困ったことがあったら、いつでも話を聞きますよ!頼ってください!


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