こんにちは。フローレンス病児保育のこどもレスキュー隊員(以下保育スタッフ)の前田です。

弊会の病児保育を安心してご利用いただくためにも、発熱編呼吸編に続き、保育スタッフが実践しているケアポイントをご紹介します。

今回は水分管理編です。

訴えができない乳幼児の場合、特にどんな症状に気をつければ良い?

☑唇や皮膚が乾燥している
☑皮膚の張りがない
☑手足が冷たい
☑顔色が悪い
☑汗を大量にかく
☑飲食の量が普段より比べて少ない
☑普段より笑わない、機嫌が悪い
☑泣いている時の涙が少ない
☑おしっこが少ない、なかなかでない、色が濃い
☑ぼんやりして眠りがち

水分が不足しているサインは意外と沢山あります。

寒さが厳しくなってくると、暑さで汗をかくこともなくなり、喉もあまり渇かないため、隠れ脱水という言葉のように、気づかないうちに脱水症状が進行している可能性があります。

小さいお子さんほど、喉の乾きなど脱水時の訴えが少なく、また自分の意志で水分摂取できないため、大人が注意してみてあげることが大切です。

子どもの1日の排尿回数は、年齢によって異なり、体の成長に伴い減少します。

これは年齢が上がるにつれて、膀胱に尿を溜められる量も増えるので、排尿間隔も空くためです。

一方で個人差も大きいです。保育スタッフは、排尿の回数だけではなく、1回量や色も併せて確認しています。さらに最終排尿からの経過時間も含め、適宜事務局と連携して対応しています。

様々な工夫をしても水分摂取や食事摂取がすすまない場合や、普段と明らかに様子が異なる場合は、速やかに受診し、病院で点滴等の対応を受ける可能性があります。

皮膚の張りってどうやって確認するの?

お腹手の甲の皮膚をつまみ、皮膚が戻る時間を測ります。(お子さんの場合、手の甲は痛がる場合があります)

通常、お子さんの肌は張りがありますが、皮膚が元の状態に戻るまでに2秒以上かかる場合は、皮膚の張りが弱くなり、しわが寄りやすい状態となっているため、水分不足を疑います。

1日に水分をどのくらい摂った方がいいの?

体重1kgあたり 乳児:120~150ml 幼児:80~100ml 小学生:60~80ml 

年齢の小さいお子さんほど必要な水分量は多くなります。

お子さんの体調や気分などで、なかなか水分摂取が進まない場合は、できるだけこまめに飲めるよう働きかけ、摂取量を確保していきます。

1回に飲める水分量はお子さんによって異なりますので、お子さんに応じて、水分を摂取する間隔を調整しています。

また、必要水分量の管理だけでなく、嘔吐や下痢など、水分排泄が多いお子さんであれば、より水分を吸収しやすくするために水、電解質、糖分が最適なバランスで調整された経口補水液も活用したりしています。

こんなに飲む必要があるの?

上記の水分摂取量を見て、こんなに飲む必要があるのかと驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。水分摂取は、飲水からだけではありません。食事にも水は含まれており、汁物などだけでなく、ごはんやお肉、野菜などの食品にも水分が含まれています。そのため、飲み物から水分を摂取できなくても、食欲があれば様子をみています。

また、病気の際は、お子さんの食欲や好みも普段とは異なる場合があります。

病児保育ご利用時には、保育者は親御さんから引き継ぎ時におうかがいした飲食物のみお子さんに差し上げることができます。そのため、飲み物やお食事について複数の選択肢をお知らせいただけると、お子さんのご様子に合わせて選択することが可能となり、おすすめです。

とはいえ、病気に罹るのは突然です。特別な準備は必要なく、お食事はレトルトや冷凍食品で構いません。

【水分が多く含まれる食品】

いちご、りんご、ぶどう、みかん、レタス、きゅうり、トマト、お浸し、煮物、豆腐、スープや味噌汁等の汁物、鍋物、シチュー、うどん、ゼリー、プリン、等

【その他、病気の際に摂取しやすい食品】

白湯、お茶、OS-1、アクアライト、ジュース、ヨーグルト、お粥、パン、白身魚、バナナ等

どうすれば水分を摂ってくれるの?

自らすすんで水分を摂るお子さんもいれば、体調が悪かったり気分がのらずになかなか水分を摂ってくれないお子さんもいらっしゃるかと思います。水分を摂れないとますます心配になりますよね。

弊会の保育者は様々な遊びの引き出しがあります。水分も楽しんで摂取してもらえるようお子さんに合わせて工夫をしています。

複数の保育者から提供されたアイディアの一部をご紹介します。

【遊びの中で促す作戦】
●即席ですごろくを作り、止まったマスに書かれていることを一緒にやる。記載例)【お茶を飲もう】、【体温を測ろう】
●時計の絵の中に、かわいいイラストも含めて書き、このイラストを指した時間になったら飲もうね!と促す
●ピクニックごっこ、お茶屋さんごっこ、お店屋さんごっこ。「○○はいかがですかー?」など問いかけてみる。
●保育スタッフ自身が飲むのを楽しんでいる姿を見せる。
●人形を擬人化させて、人形に飲み物を持たせてすすめる車にガソリンを入れる要領で、車に飲ませるふりをして、「車が元気になったね」という流れからすすめる。
【ノルマ作戦】
●コップにマスキングテープを貼り、「ここまで飲もうね」など目安をわかりやすくするタイマーを使って、鳴ったら飲もうねと切り替えできるよう促す
【その他】
●水分を摂ると咳が落ち着いたねなどと伝えて、症状改善を実感してもらう
●「飲もうね」などと促すことはせず、遊んでいる所から視界にはいる場所に用意し、飲みたい時に自分から飲めるようにする
●普段使用しているお気に入りのコップや食器類を預かったり、反対に特別感を演出し、普段は使っていないような大人のコップやスプーン、スポイト等で飲んでみる。

フローレンスの病児保育の保育スタッフは医療者ではございませんが、全員がフローレンス所属の看護師チームの研修を受けて保育にあたっています。

実際に保育スタッフが実践している病児保育中の対応を知っていただくことで、安心してご利用いただくだけでなく、ご自宅でお子さんの看病をされる際の参考にもしていただけたら幸いです。

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フローレンスの病児保育は、2004年のサービス開始以降、保育業界最多の累計保育件数90,000件の実績で培った経験に加えて、社会情勢に合わせた様々な研修を重ね、お子さんの病状や個性に寄り添う保育を提供しています。

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