春休みに入り、健康なお子さんの保育のご利用も増えています。

今回はそんな健康なお子さんの保育を、フローレンスがどのようにして始めることになったのかをお伝えしたいと思います。

「フローレンスといえば病児保育」と思われる方も多いかと思います。

私たちは病児保育専門として15年間、大きな事故・事件なく、安心安全の保育を届け続けてきました。

しかし、2020年フローレンスは大きな挑戦をしました。それは健康なお子さんのお預かりです。

※感染症の拡大状況により健康なお子さんのお預かりを停止する場合がございます。

病児保育専門であった保育スタッフ(こどもレスキュー隊員)が健康児の保育と外遊びを開始するために、

どのような準備や研修を行ったのかを皆さんにお伝えします。

健康児保育の開始

2020年3月2日から全国公立小中高校の一斉休校の方針が政府から示されました。

それでも大人は仕事がなくなるわけではありませんので、困っている親子が多くいるのではと考えた私たちは、病児だけでなく健康なお子さんのお預かりも開始しました。

たくさんの方から健康児のご利用があり「とても助かった」というお声をいただきましたが、

病児保育をベースに保育を行っていたため、健康なお子さんの保育として不十分な点も多くありました。

そのなかの一つが、「外遊びができないこと」でした。

病児保育は安静が第一です。

回復して元気に過ごしているお子さんであっても、夕方に熱が上昇することは少なくありません。

そのため病児保育では受診以外での外出は控え、室内で安静に過ごしながらお子さんに楽しい時間を過ごしてもらう保育を行っています。

しかし、健康児保育を行う中で、コロナ禍で長時間室内にいることにより、子どもたちにストレスが溜まっていたり、精神的に不安定になっている様子が見られました。

外遊びプロジェクトの始動!

「健やかな成長のため健康なお子さんには外遊びが必要!」
その想いから外遊びの実施を決めました。

フローレンスの病児保育の安心安全な保育の高い質をそのままに、外遊びを行うためにはどのような研修を行う必要があるのか。

それを検討するための「外遊びプロジェクト」が始動しました

「外で遊ぶだけで大げさでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、創業以来大きな保育事故ゼロという実績は、保育スタッフ一人ひとりがポイントを抑えた観察と高い集中力によって徹底した安全管理を行っているからにほかなりません。

室内と屋外ではリスク管理が全く変わってきます。
プロジェクトメンバーの保育園での経験やノウハウを、病児保育の質の高いマンツーマン保育と融合させて、子どもにとって安全で楽しい外遊びができるように奮闘しました。

外遊びプロジェクトのメンバー (左から こどもレスキュー隊員の菊地、岩間、杉本)

外遊び特有のリスクマネジメントと「楽しい」の両立

怪我、交通事故、不審者への対応…

安全に保育をするために屋外では何に注意をしなければならないのか調べました。

それでも、どんなに保育者が気をつけていても、子どもの怪我を100%防ぐことは簡単ではありません。

そのため、今まで室内での想定だった応急処置も外で怪我が発生した場合に備え、看護師チームが応急処置をまとめました。

そして、外遊びで一番忘れてはいけないのが子どもの「楽しさ」です

リスク管理に比重を置きすぎると、こどもの行動に規制をかけることばかりになってしまいます。

こどもの命を守りつつ、こどもにとって楽しい外遊びのためにはどうすれば良いのか、プロジェクトチームで検討しました。

こどもレスキュー隊員への研修

外出時に気をつけるべきポイントや子どもの安全を守る上でのルールを決めたら、

次はこどもレスキュー隊員に向けた研修を行いました。

こちらは研修資料の一部です。

応急処置では看護師が直接研修を行いました。

また、外遊びの想定パターンを用意して、外遊びが実施できるか、どのような活動が適切かを考えるワークショップを行いました。

リモートでの研修実施となりましたが、隊員の真剣な様子が画面越しでも伝わります。

130名を超えるこどもレスキュー隊員全員に2日に渡って研修を実施しました。

2020年9月14日、外遊び開始

激しい暑さも和らいできたタイミングで、健康なお子さんを対象に外遊びを開始しました。
実際に外遊びを行ったこどもレスキュー隊員からは、

コロナ禍で外遊びがなかなか出来ていなかったようで、ぐっすりお昼寝している様子を見て親御さんも嬉しそうでした。
子どものいきいきとした様子を見て外遊びのメリットを感じることができた。

という感想がありました。

また親御さんからも「天気がよかったので、外へお散歩へ連れて行っていただけてとても嬉しかったです。」という声が届いています。

学び続ける保育のプロとして

外遊びを開始したらそれで終わりではありません。

外遊び開始後も、実際に外遊びを行ったこどもレスキュー隊員の振り返りを、全ての隊員に共有をしたり、外遊び中に「〇〇が起こったら?」というお題をもとに、こどもレスキュー隊員同士でディスカッションをしたり、さらなる学びにつなげています。

保育を必要としているご家庭に、最高の保育を届けるため、フローレンスはこれからも学び続けていきます。

フローレンスの病児保育は、2004年のサービス開始以降、安心安全の病児保育を提供し続け、累計病児保育件数80,000件を超える実績は、保育業界最多です。

きょうだいのどちらかが熱を出すと、もうひとりのお子さんも登園できないなど、コロナによる登園制限も厳しくなっています。

これまで同様、「もしもの時の病児保育」に加えてwithコロナ時代の自宅保育支援サービスとしてご利用ください。

※健康児のお預かり時も、通常の病児保育と同じように、会員専用サイトからご予約いただけます。

予約登録画面の「症状:その他」の欄に、「健康児の利用」と書いてくださればOKです。

次回、外遊びプロジェクトに参加したこどもレスキュー隊員3名のインタビュー記事を配信いたします!

そちらもぜひお楽しみに!

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