フローレンスの病児保育は充実した研修とサポート体制で、保育の現場で活躍するこどもレスキュー隊員(※)の皆さんをさまざまな形でバックアップしています。
普段はマンツーマン保育をしているからこそ、隊員さん同士のコミュニケーションやつながりがとても大切です。
今回はその中から、フローレンスならではのサポート体制のひとつ「組制度」についてご紹介します!

※フローレンスでは訪問型病児保育スタッフのことを「こどもレスキュー隊員」という愛称で呼んでいます。

《島津 和代》
こどもレスキュー隊員として病児保育の現場を約5年ほど経験し、約3年ほど前から「組長」として現場をサポートする役割を担っている。

――転職のきっかけを教えてください。

大学の福祉学科を卒業後、養護施設や学童保育、保育園、子育て支援センター、一時保育など20年にわたって保育や子育て支援に携わりました。その中で、お預かり保育をしている団体の講演を聞く機会がありました。

「親御さんは忙しいし息抜きもしたい。なのでお預かりするところは必要。でもお子さんは置いていかれて寂しい。だから、しっかり抱っこしてあげられるようにマンツーマンでお預かりしている」

これを聞いて、親御さんにも、お子さんにも寄り添える保育の形に魅力を感じはじめました。

その後、転職のタイミングで偶然見つけたフローレンスの病児保育を見て「これだ!」と思い、すぐに応募しました。フローレンスの病児保育の「マンツーマン」がやはり惹かれたポイントでした。

 

病児保育への不安

――「病児」という点については不安はなかったですか?

「マンツーマン」が主な動機でしたので、病児保育ということを当時はきちんと理解していなかったかもしれません。入社して「えらいことを始めてしまった!」と思いました。

病児保育の重要性は日々保育をしながら実感していきましたが、フローレンスの病児保育のシステムとして、一つ一つの事例に対して電話で相談にのってくれるサポートセンターや看護師チームから対応を助言してもらうことができますし、また、病児保育の依頼がない日は本部で研修もあります。それらを通して、病気や看護・薬・保育の技に対する知識と経験を増やして、自分のスキルと自信を向上させてきました。

「病気のお子さん」の「命」を預かるので不安はもちろんありましたが、このようなサポートがあり、決して一人ではないので、不安のまま保育をすることはなかったです。
きちんと段階を踏んで仕事に慣れていける環境が整っていると感じますし、とても安心感があると思います!

 

マンツーマンだからこそ大切にしている、「保育現場とのコミュニケーション」

――「組長」の具体的なお仕事内容を教えてください。

こどもレスキュー隊員は、13~15名ほどの人数でグループ(組)に分けられます。

「組長」は、そのグループのリーダーとして、保育力の向上やモチベーションアップを図るため、保育の現場に定期的に訪問しています。また、会社や本部とのパイプ役として、情報共有や連携促進を図り、マンツーマンでも孤独感を感じさせないような体制づくりやコミュニケーションを心がけています。

 

――マンツーマンの現場だからこそ、コミュニケーションを大事にされているのですね!

こどもレスキュー隊員は、経歴も経験もさまざまで、マンツーマンという保育の中で大切にしたいことや価値観は、やはり人それぞれです。
ですので、組長として、こどもレスキュー隊員一人ひとりの保育・思いを尊重することを大事にしたいと考えています。「話を聴くこと」そして「一緒に考えること」をいつも心がけています。もちろん、時にはアドバイスすることもありますが、私自身の価値観をおしつけないようにしたいと思っています。

また、チームの中で「つながり」を意識してもらえるように工夫しています。
保育中にあった素敵なことや保育の技、メンバーの良いところを「全員」で共有できるように「なでしこレター」(私の組は『なでしこ組』という名前なので)を定期的に発行しています。

 

――素敵な取り組みですね!全員で情報を共有することで何か変化はありましたか?

基本的にマンツーマンで保育を行うため、人の保育や看護を見て学ぶ機会は集団保育に比べると少ないかもしれません。
そのため、文章でも伝えることで知識と学びを深めることができていると思います!
「それはいいね!」「そんなやり方もあるんだね」みたいな学びや気づきもたくさんあり、日々の保育に活かしていくことができます。

 

一方、こどもレスキュー隊員は組制度についてどのように思っているのか、「なでしこ組」のこどもレスキュー隊員にも話を聞いてみました!

現場の声を大事にしてくれていることを実感

――組制度についてどう思いますか?

組制度や事務局のサポートのお陰で安心して働くことができています。
特に組制度については、「悩んでいるけど誰に相談したらいいのか分からない・・・」という状況にはならず、自然と組長へ相談しようと思えるので、自分のことや働き方についてなど、病児保育以外のことも聞いていただいています。

 

――「安心感」を感じられることは、とても支えになりますね!

当日の病児保育についてはすぐに電話で事務局へも相談ができますし、保育中の学びや気づきについては日報で共有しています。
また、隊員同士で病児保育の事例を話し合って共有する場もありますし、自分自身の思いを伝えられる環境やツールが整っているため、組長や事務局の皆さんが現場の声を大事にしてくれていることが実感できます!
保育中に何か心配なことが起きた時にも「全員で考える」ことを自然とみんながやっているので、マンツーマン保育でも1人でやっていると感じる場面は少なく、安心感があります。

 

組長とこどもレスキュー隊員の話から、「マンツーマン」の保育現場でも安心感を持って働くことのできる環境であることがびしびしと伝わってきましたね!

自分自身を成長させてくれる仕事

――最後に、組長から病児保育のお仕事に興味を持ってくださっている皆さんへメッセージをお願いします。

フローレンスは良い会社です。そして病児保育事業部はフローレンスの中でも一番歴史が長く、様々な施策を取り入れて、隊員が安心して病児保育を行い、1件でも多くの病児保育を必要とされているご家庭を支えるための環境を整えようと取り組んでいます。
病児保育は他にはない仕事で、他にはない大変さもありますが、より良い社会にするための一歩を確実に構築していけるお仕事です。
そして何より自身を成長させてくれる仕事です。新たな可能性を見出したい方は、ぜひ私たちと一緒にチャレンジしませんか?一人でも多くの仲間が増えると嬉しいです!


 

「マンツーマンの保育現場だからこそ、現場のこどもレスキュー隊員の思いを尊重したい!」
フローレンスの病児保育の現場は、そんな想いをもった多くの仲間で支えられています。きっと皆さんの「もっと子どもに寄り添いたい!」という想いを叶えることができます!

私たちも、もっともっとフローレンスの病児保育の現場について知っていただきたいと思っていますので、ぜひお気軽に説明会へ遊びにきてください。

 

皆さまのご参加、ご連絡お待ちしております。