「子育て経験は、キャリア?」
ぱるこさん 専業主婦の友人が、「子育てが一段落したから、仕事を始めようかな」と言っていました。でも、子育てで仕事から長く離れていて、「私に仕事が出来るかしら?」と不安に感じているようでした。
れんこさん 何年も仕事から遠ざかっていたらその不安はもっともです。でも実は、子どもを一人前に育て上げた、「子育てスキル」は、今、とーっても社会に必要されています。「子育て経験はキャリア」、そんな風にうたっているところもありますね。
ぱるこさん どうして子育て経験が必要とされているんですか?
れんこさん 少子高齢社会が訪れる前は、子ども達は自分の兄弟や、近所の子ども達の世話をする機会がたくさんありました。
ぱるこさん でも、核家族化や、ご近所づきあいも少なくなっていって、近所の子ども達の世話をするなんて機会は最近少ないですよね。
れんこさん そうなんです。「子育てスキル」を身につけている人が減っているため、今、子育て経験は貴重なのです。
「子育て経験は役立つことだらけ、もう持っているスキル4選」
れんこさん 今日は子育て経験を活かせる保育・子育てのお仕事を紹介します。その前に、子育て経験が、具体的にはどんなスキルにつながっているか、みていきましょう。
1.子ども達と触れ合うスキル
これは言わずもがな。0歳からじっくりと子ども達と向き合い育てた時に培われた、貴重なスキルです。一人のお子さんをしっかり観察し、触れ合う力がしっかりとついていること間違いなしです。
2.離乳食からはじまった子ども達の食事作りの経験
母親として、子ども達の食生活に気を配っていた方は多いハズ。。離乳食からはじまり、部活動に励む中高生のお弁当まで。栄養や衛生管理、食育の勉強をされた方も多いのでは。料理スキルももちろん、その経験は大きな武器の一つです。
3.親御さんの気持ちに寄り添うことが出来る。
子育てを終えたお母さん程、子育ての悩みを相談できる、力強いパートナーはいないかもしれません。専門職の保育士とは別視点で、子育ての先輩として。親御さんの気持ちに立ったアドバイスやは新米パパやママを救います。
4.ストレートな子どもへの愛情
例えば子どもが泣いている時。子育て経験者の方は、自然に子どもをすっと抱きしめ、子どもが安心して泣き止む、そんなエピソードを聞きます。子ども達のことを1番に考えた行動は、子どもの心を掴んで話さないかも。子育て経験で培った、愛情をベースにした行動は、キラリと輝くスキルです。
「そのスキルを活かせるのはこんな仕事!」
れんこさん それでは、どんなお仕事があるのかみていきましょう!
病児保育士(訪問型) |
資格 |
「子育て経験7年以上」 ※フローレンスの場合 |
具体的な業務 |
病気のお子さんのご自宅に行ってお子さんを1対1で保育します。 |
楽しい所、大変な所 |
病気のお子さんを保育をするやりがいのある仕事。一方、病気のお子さんと一対一で向き合う責任の重さや、毎日異なる場所に向かうので努力は必要ですが、専門的な技術を習得出来る研修が充実しています。 |
れんこさん 子どもに寄り添うのはもちろん、病気のお子さんを抱えた親御さんの気持ちに寄り添えるのは、先輩ママの大切な役割の一つかもしれないわね。
ぱるこさん 復職後のお仕事としてはぴったりかもしれませんね!
保育園の調理員 |
資格 |
資格不問 ※フローレンスの場合 |
具体的な業務 |
給食の調理 |
楽しい所、大変な所 |
何と言っても「おいしい!」と子ども達が喜んでご飯を食べる所。逆になかなか食が進まない時はもどかしい気持ちになるときも。 |
ぱるこさん 保育園の調理の仕事、専業主婦の経験をフル活用出来るかもしれないですね!
れんこさん 小規模な保育園だと、本当に家の食卓のようで、反応もダイレクトに返ってくるので、オススメよ〜。
れんこさん あまり浸透しなかったみたいだけど、ありのママ採用なんて言葉が2014年に生まれたそうよ。
ぱるこさん 確かに、仕事から離れていたこと、家事育児に専念していたことは、卑下する必要もなく、ありのママでいいですよね。貴重な子育て経験をフルに活用して、子ども達や家族を支援するのも、素晴らしいキャリアの一つですね。