こんにちは、フローレンスで病児保育スタッフの採用マーケティングを担当している齋喜です。よく、採用サイトや広告、LINEの中の人をやっています。病児保育で働くという選択肢を多くの方に知っていただくのが、私の仕事です。
今回も引き続き、約半年前(2022年秋)に入社し、病児保育の「びょ」の字もよく分かっていなかった私が、病児保育の新人研修に潜入したときの様子を、包み隠さずお届けします。
「1対1なんて怖い、大丈夫かな」
「病気のお子さんを保育するのは難しそう」
「ブランクあるんだけどどうしよう」
「自分の経験だとチャレンジするのは厳しいかも」
「子育て経験だけで応募できるって書いてあるけど本当に?」
そう思う方にこそ、届いてほしい!どうぞ最後までお付き合いいただければ幸いです。
※1年前の研修潜入記ではありますが、現時点で大幅な変更はありません。ただ、この新人研修も日々進化しているので、あなたが入社する頃には内容が変わっているかも!?
3日目: 病気のお子さんをお預かりするための注意事項を学ぶ座学
再び座学に戻ってきました。元気なお子さんの保育に携わったことはあっても、病気のお子さんをお預かりしたことはない。そのような方でも安心して保育を遂行できるよう、病気のお子さんをお預かりするために特化した必要な知識を学びます。
2日目の保育見学で保育スタッフの方が、昼食前にお子さんの足を握って「冷たいからこれから熱が上がるかも」と言ってたのですが、その仕組みが翌日のこの座学で聞けたのが印象深いです。座学と現場研修を並行して受けることによって、座学が現場実習の予習のようにも復習のようにも思えました。
4日目: 先輩保育スタッフと、今度は一部体験する
病気のお子さんをどうケアしたらよいのか、座学で学んだ翌日。再びの現場研修では、見学するだけでなく、2日目とは異なる先輩スタッフについて、保育の一部を体験しました。
一日の流れとしては2日目の現場研修とさほど変わらないので割愛しますが、見学、体験と2日間で2名のベテラン保育スタッフの方とご一緒したことで、それぞれの色を感じたといいますか、自分なりの保育というのを積み重ねの中で作ってきたのだろうと推測しました。
あくまでも「親御さんへ無事にお子さんを戻すこと」が重要で、それまでの細かいプロセスは結構違うなと感じましたが、最終的に親御さんから感謝の言葉をいただき、穏便に終えることがすべてなのだなと思いました。
5日目: リスクへの対処法、それから1日の流れを細かく座学で確認する
毎回異なるご家庭に訪問するということは、家の様子もまた異なるわけです。まず、リスクマネジメント研修では、家庭内に多数あるリスクを事前に認識し、訪問時にもリスクの想定→それに対する対処を考え→実際に対処し→評価するというPDCAサイクルみたいなことを学びました。
研修中に行ったお宅での机の角のクッションや、朝の親御さんからの引き継ぎの際には使われていなかったものの、昼食の際にはハイチェアの固定ベルトを止めていた先輩保育スタッフの姿を思い出していました。
さらに、初日にざっくりと読み合わせをしていた一番分厚いハンドブックを再び取り出し、1日の流れについて詳細を確認していきました。正直、初日にも読んだのに、「まだ確認することあるの!?」と思っていたのですが、どれだけ読んでも、こんなときどうするの?と確認し始めると、パターンは山ほどありました。やはり座学で詰めていっても、現場に行くとイレギュラーにたくさん出会うのだと思います。
6日目: 実技とロールプレイ
実技研修では、ミルクの作り方や抱っこ紐の使い方などを学びました。
病児保育スタッフとして入社されている方は必ず、お仕事として保育従事経験があるか、ご自身のお子さんを7年以上育てているか、保育士等の資格保有者のはずなので、正直、今更何を学ぶことがあるのだろうと思っていましたが、ご自身のお子さんが幼かった頃から時間が経っていたり、ブランクがあったりしたみなさんが言うことには、「久しぶりで覚えていなかったので実技研修があってよかった」とのことでした。抱っこ紐が変わっていたり、液体ミルクに驚いている姿も見ました。
続いては、ロールプレイ。様々なパターンで「こんなときどうする?」を学びます。人によって工夫ポイントが違うので、他の研修生のロールプレイを見るのもまた勉強になるなと思いました。
私が参加したのは6日目までですが、それでも多くのことを学んできました。覚えることもたくさんありましたが、覚えたところで実際の現場は無数の枝分かれをして、「マニュアルには書いてなかった」「ロールプレイではやらなかった」なんてこともありそうだなと推測しています。きっとこのあとも、困ったら事務局に連絡しながら、枝の先の経験を積んでいくのでしょう。
7日目以降: 保育を主導して経験を積む
保育スタッフになるみなさんは、見学、体験を経て、今度は先輩スタッフが見守る中、自身が保育を主導する現場研修へと旅立ちました。独り立ちするまでの期間は人によるそうですが、保育スタッフ本人が「1人で行ける」と自分で思えるまで、先輩スタッフと一緒に保育現場へ研修に赴くので安心です。
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ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
この記事を通じて、研修の充実度合いがお伝えできれば、あわよくば、病児保育スタッフに挑戦できそう!と思っていただけたら非常に嬉しいです。
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