こんにちは、フローレンス病児保育事業部の大谷です。
病児保育をご利用いただいている皆さんに「病児保育だけではなく他にもいろいろな社会課題解決に取り組んでいるフローレンスの事を、もっと知っていただきたい!」という思いで連載している、“知りたい!フローレンス“
第4回目の今回は、【フローレンスの「ひとり親家庭支援」】についてご紹介します。
ひとり親を社会の力でひとりにしない。「どんな親子も孤立しない日本」を叶えるため、フローレンスではひとり親が抱える課題にもアプローチしています。
▼【知りたい!フローレンス】過去の記事はこちらから
「病児保育が使えない」

フローレンスでのひとり親支援のきっかけは、わたしたちに寄せられた、ひとり親の声でした。
「わたしは病児保育を使えません。お金がなくて。わたしほど使いたい人はいないのに」
この声をきかっけに、寄付を原資として病児保育を提供する「寄付によるひとり親支援プラン」を開始しました。
その後もひとり親家庭に向けさまざまな支援プログラムを提供し、公的支援が届くしくみづくりを後押ししています。
病児保育「寄付によるひとり親支援プラン」をスタート
わたしたち病児保育では、経済的な理由で病児保育を利用できないひとり親家庭向けに、寄付を原資として、低料金で病児保育を提供するプランを2008年にスタートさせました。

継続的な寄付で支援をしてくださる寄付者の方々を、「ひとり親サポート隊員」と呼んでいます。
当時、インターネットでの個人寄付は一般的でなかったものの、多くの方がサポート隊員に申し込んでくださり、その協力で今も支援が続いています。
体験格差問題に取り組む「こども冒険バンク」

2023年には、民間企業と連携しひとり親家庭や経済的な困難を抱える家庭のこどもたちに体験を提供する「#夏休み格差をなくそうプロジェクト」を始動。
そこから、継続的なこどもの「体験格差」の解消を目指して2024年には「こども冒険バンク」を開始しました。体験が不足しがちな家庭が、企業が無料で提供した体験を自由に選べるプラットフォーム事業です。
「こども冒険バンク」について詳しくはこちら
https://florence.or.jp/news/71549
社会を変える

2015年に複数のNPOと連携し「ひとり親を救え!プロジェクト」を実施。その結果、2016年には実に36年ぶりに児童扶養手当が引き上げられ、第2子以降の手当額が倍増されました。
また、パートナーと別居中または離婚前でこどもと同居する「実質ひとり親」も児童手当を受給できるよう、国や行政に制度改善を訴え、2021年には、国から全国の自治体に「法的に離婚していなくともこどもとともに暮らす保護者に児童手当を支払う」旨の通知が発出されました。
新しいあたりまえを作っていく
フローレンスは、このようにひとり親家庭の経済的な困窮を解消するためにさまざまな取り組みを続けてきました。
わたしたちは今後もあらゆる角度からアプローチをし続けます。
このような支援は、皆さんからの寄付を原資に行っております。
弊会の活動に興味を持っていただいた方は、更に詳しい情報については以下にてご覧ください。