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2017/10/20コラム 

事務職から保育士への転身 病児保育のプロフェッショナルとして学び続ける

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「今は事務職だけど、保育の仕事に挑戦したい。」でも、「今から資格に挑戦するのは難しそう。」

ーそう思っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、社会人になってから、保育士資格取得に挑戦、現在こどもレスキュー隊員として活躍する刈谷のインタビューをお届けします。

事務職として就職するも、一念発起

  

ー 刈谷さんは、一度就職してから保育士に転身したそうですね。きっかけを教えてください。

高校を卒業して最初に就いたのは、医療事務の仕事でした。通信教育で医療事務の資格をとり、その資格を活かして働いていたのですが、自分が結婚して子どもを産んでも、ずっと働き続けたいなという思いがあり、保育士への挑戦を考えました。

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元々世話を焼くのが大好き、子どもも大好き。性格的にかなりの心配性なので、自分が母になった時に、自分の子育てにも活かせるんじゃないかな、という気持ちもありました。

ー どうやって資格をとったのですか?

保育士は国家資格で難易度も高く、通信教育で取得するのは、かなり難しいのではないかと感じました。一念発起して、働きながら夜間の専門学校に通うことに決めました。

医療事務の方は退職して、昼間は幼稚園で補助の仕事をしながら、夜間はスクーリングで勉強する、という毎日は、とても大変でした。勤務終了後にカフェで勉強したり、学校の授業にとにかく集中したり。夜中に勉強することも多かったので、日々、睡眠時間4時間でがんばりました。

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自分でお金を出したからこそ、「ここでやめられない」という気持ちで、続けることができたのかもしれません。あとは、家族の存在ですね。頼れる環境があるというのが、私にとっては大きかったです。

卒業と同時に念願の保育士と幼稚園教諭の資格を手にしました。キャリアの幅が広がるので、資格をとって本当に良かったです。

保育園で働きたいと思ったとき、正社員の仕事だと保育士は必須ですよね。幼稚園なら幼稚園教諭が必要ですし。自分のライフステージに合わせて、そのとき希望する仕事や働き方を選べるのが、資格を持っている強みだと思います。

ー 卒業されてからは、どのような道を?

「子どもと関わりたい」という気持ちの中に、特に「1対1で関わりたい」という思いがありました。勉強しながら働いていた幼稚園は、お子さんが400人もいる大きな園。やりがいはあったのですが、私はもっと目の前の子どもに丁寧に関わりたいな、と思っていました。その子の声に耳を傾け、一人ひとりに寄り添いたい。

ですので、ベビーシッターの仕事に魅力を感じていました。実は当時、既にフローレンスの存在は知っていたんです。いいなと思っていたのですが、まずは集団保育の経験が必要だと思い、卒業してからは、まず認証保育園に就職しました。保育園では、0才児担任を務めました。子ども14名に、保育士が3,4人。

小規模で、職員配置も手厚い保育園でしたが、やはりマンツーマン保育もやりたいな、と思い、週末はアルバイトでベビーシッターをしていました。

「ありがとう」という言葉が重く感じられる仕事

 
ー その後、フローレンスの病児保育スタッフへ。訪問型病児保育のお仕事はいかがですか?

入社前は、やはり病気のお子さんを保育する点が不安でした。でも、研修が充実していて、困ったときにすぐに相談できるなど、バックアップ体制が整っていますので、緊張感はありますが、今は安心して働けています。入社時は、家庭と両立するために週4正社員を選びましたが、収入を増やしたいということもあり、途中で週5の働き方に変更しました。働き方が柔軟に選べる点は、フローレンスの良いところですね。

訪問型病児保育は、毎日違うお子さんの元へ行くことが特徴のひとつです。お子さんとも親御さんとも一期一会なので、笑顔が一番大事だと思っています。保育技術は後から学んでスキルアップできますが、まず最初は、笑顔で相手の気持をほぐすことが、何より大切なことです。あとは何より自分の健康管理が大切だな、と思っています。通勤時間も長いですし、長時間お子さんを自分一人で見る、責任感が大きい仕事です。きちんと寝て、きちんと食べて……と当たり前のことをきちんと続けなければいけません。

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日々の仕事のやりがいは、お子さんの笑顔と、親御さんからいただく「ありがとう」のメッセージです。ほんとうに助かりました」「フローレンスのおかげです」など、保育園ではなかなか得られない言葉だと思います。わたしは、病児保育が仕事なので、いわば当たり前のことをしているのですが、親子のピンチにかけつける病児保育ならではだな、と。

この仕事は、「ありがとう」という言葉が重く感じられる職業だな、と思いますね。 

病児保育のプロとして、スキルアップしていきたい

 
フローレンスの病児保育スタッフは、社内の研修制度・キャリアアップ制度も充実しています。バッジ制度といって、一つずつバッジを取得することで、後輩の研修を担当したり、既往歴のあるお子さんの保育にあたったり、より症状の重いお子さんを担当したりと、病児保育の中でできることが増えていきます。せっかくの制度なので、自分の病児保育スキルを高める良い機会だと思って取り組んでいます。

この6月に、より手厚い支援が必要な「発達支援プラン」のお子さんをお預かりできる「発達バッジ」を取得しました。日々努力して、今後も自分のスキルをあげていきたいと思っています。

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また、フローレンスの仕事をしながら、「認定病児保育スペシャリスト」の資格も取得しました。この資格については、フローレンスに入社して初めて知りましたが、やはり病児保育を仕事にする、ということで、病児についての知識を深めるためにチャレンジしました。親御さんに安心感を持ってほしい、という気持ちもありますし、自分にとっても、知識は安心材料にもなりますから。働きながらの勉強は大変なところもありましたが、専門学校時代を思い出すと、やれるな、と。若い時に頑張ったから、働きながらでも別の資格の勉強もがんばれるという自信につながっていますね。

普段の病児保育の現場では、ステッカーなどで資格をさり気なくアピールしています(笑)示せるものがあるというのは、自分の自信にもつながります。ただ、資格はとって終わるわけではありません。特に認定病児保育スペシャリストは、1年毎の更新制なので、意識して、日々学びを深めています。 

実は、今、通信制の大学3年生なんです。専攻は心理学です。仕事のうえでも対人関係の重要性を感じていて、以前からメンタルマネジメントに興味がありました。親御さんとの関係や、同僚同士の関係、さらには、自分の育児にも活かせそうだなと、楽しんで学んでいるところです。心理学を学ぶことで、さらにお子さんとの関わりを深めたいと思っています。 

これから、英語も学びたいなと考えています。私にとって、学ぶことに終わりはありません。ゼロからイチに進みたい、ちょっとずつでも進歩したいという気持ちが強いんです。やらなかった自分と比べて少しでも進歩したいので、 積極的に一歩を踏み出したいです。

ー 最後に、「病児保育」の仕事を目指す方にメッセージをお願いします。 

私は、フローレンスのビジョンや代表の姿勢に共感していて、社会貢献という意識を持って働いています。子どもを社会で育てることは、ちっともかわいそうなことじゃない。むしろ、子どもの対人関係が広がっていいじゃないかと思うんです。

だから、社会みんなで子育てを支えるという「病児保育」の考え方に共感していますし、「病児保育」をスペシャルな仕事だと思っています。ライフイベントに合わせて、自分のペースで働き続けられる点も、この仕事の魅力です。経験や学びも深められる、やりがいのある仕事だと思いますので、ぜひチャレンジしてほしいな、と思います。

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