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2015/08/20インタビュー 

【往診ドクターを紹介します!】<想いが運命を変える。往診医として日本初の仕組みを立ち上げる>

田中先生インタビュー用写真

◎病児保育の往診ドクター田中純子医師を紹介します!

日本初の『訪問型病児保育の往診』を支える田中医師。保育と医療の新しい取り組みを次々に実現していく田中医師の想いとは、、、。
 
 
【母になって自身が直面した病児保育問題】
 

 
フローレンスとの出会いは利用者として病児保育を探したことがきっかけでした。出産後の仕事再開にあたり、簡単には仕事を休めない職業柄まずは病児保育を確保する必要がありました。いくつかを比較検討する流れで、駒崎代表の本を読んだのです。その内容に「この人すごい!この人のところで働けたらいいのに」と思ってフローレンスのホームページを見たところ往診ドクターの募集があったのです。昔から働く女性の力になりたいという思いもありましたし、これは運命だな、と。
 今では保育と医療の新しい取り組みについて駒崎さんと活発な意見交換をしていますが、最初は会うたびに初恋の人に会うみたいにドキドキ緊張していたのを覚えています(笑)

 

【日本初 訪問型病児保育への往診立ち上げ】

  フローレンスの往診医として働き始めた時は、往診の仕組みが立ち上がったわずか3か月後。当時は往診道具の中身も整わず、往診時に医師をサポートするスタッフもいませんでした。全ての仕組みは手探りで作り上げる必要がありました。また、それまでの自分の経験とは異なり必ずしも重篤な症状のお子さんばかりを診察するわけではありませんので、往診医の果たすべき役割に迷うこともありました。そこで事務局スタッフに親御さんからのアンケートの良い面も悪い面も全て共有してほしいと依頼しました。

親御さんからのアンケートでは「往診があって良かった」という声をたくさんいただきました。お子さんの症状に合わせて処置をすることで症状が緩和し、よく眠れるようになり回復につながる。それが親御さんの安心につながることが分かり、往診が役立つ感覚を得ることができました。

フローレンス版『37.5℃の涙』の裏側⑩ 往診ドクター田中純子の場合

  

【想いが運命を変える。院長としてクリニックを開業】

 フローレスのスタッフは、みなさんすごいと思います。変化にスピード感があるし、活動に対する愛がある。より良くしようという強い思いもあります。往診の仕組みも、改善の提案をすればするほど、嬉しくなるぐらい変化し、往診サポートスタッフの仕組み化や溶連菌・インフルエンザなどの感染症検査の仕組み化など、またたく間に進化していきました。

 さらに病児保育への往診という仕組みをより良いものにするために、フローレンスのサポートを得て、院長として新たにクリニックまでも立ち上げました。立ち上げを決意するにあたり、私はこのように考えました。「私一人でできることは限られている。しかし、クリニックという土台を築き、そこにフローレンススタッフと共に新しい仕組みを作り上げれば、自分の力以上の社会貢献ができるのではないか」と。また、新しいチャレンジにわくわくする気持ち、駒崎代表が目指す未来を一緒に実現したいという思いがありました。

クリニック名は「マーガレットこどもクリニック」としました。マーガレットの花言葉は「誠実」です。でも実の由来は花の名前ではなく、イギリスの元首相「マーガレット・サッチャー」のお名前からいただきました。彼女の数ある名言の一つである「考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる」という言葉に惹かれたのです。考え・想いを変えることで最終的には運命までも変える。フローレンスで働くことに運命を感じたからこそ共感したのかもしれません。

 クリニック立ち上げにより、インフルエンザ罹患などの際に必要となる登園許可証の発行や、往診時に処方箋を出すことも実現しました。また、マーガレットこどもクリニックには病児保育の往診だけでなく、フローレンスで行っている障害児保育や小規模保育園を医療面からサポートする目的もありました。
 

フローレンス版『37.5℃の涙』の裏側⑩ 往診ドクター田中純子の場合
 
【多様なスタッフたちと共に子育て世代を支える】

 フローレンスの病児保育では看護師も活躍しています。医師だけでなく看護師が関わることで、飛躍的に保育のレベルがあがったと感じます。看護師が本部にいることで、現場のこどもレスキュー隊員さんはいつでも症状の相談をできる安心感があります。また、初期は入会をお断りしていたような既往歴のあるお子さんも受け入れ可能になりました。この変化は医師の私も感動してしまうほどです。

 また、こどもレスキュー隊員さんは、みなさん本当に子どもが大好きだなと感じます。毎日違う場所へ行き違うお子さんを、しかも一人で10時間を超える保育をします。病児保育ですからキャンセルが入って急に予定が変わることもあります。寝ている時間以外はほぼレスキュー(お預かり)のことを考えなくてはならないような大変なお仕事です。それでも、往診に行った先でお会いするこどもレスキュー隊員さんは、子どもを見る目が本当に優しい。医師としてだけでなく一人の母親として、本当に素晴らしいことだと感じます。

 フローレンスで働くことで医療従事者以外の人とたくさん関わり、様々な新しい仕組みを作ることができる部分に魅力を感じています。病院だと時間に追われて診察するようなところがありますが、往診では一人のお子さんをとても丁寧に診ることができます。これからも私自身と同じように、子供を育てながら働いている人を想像し、その支えになる仕事をしていきたいと思います。

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