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2015/04/20インタビュー 

日本初の取り組み 往診医となったママドクター

田中医師

女性医師がご自宅に伺い、鼻吸いや吸入等を行うことで、お子さんの症状をやわらげる往診は魅力の一つ。
往診を担当する小児科医「マーガレットこどもクリニック」田中純子院長に、フローレンスに関わるきっかけを聞いてみました。

同じ働く母として、親御さんの気持ちに寄り添う

大学病院などに勤めていましたが、大学院を卒業後に出産し、今後の働き方について考えあぐねていたところ、かねてから注目していたフローレンスで往診医の募集が始まり、ご縁を感じて応募しました。病院勤めに比べてフレキシブルに働けるため、二人の子どもを育てながら医師の仕事を続けられることもメリットの一つですし、医師としてもやりがいの大きい仕事だと思っています。自分自身が働く母のため、病児保育を利用される親御さんの気持ちがよくわかるんです。 

フローレンス病児保育ならではの往診

例えば鼻吸い。病院勤めの時にはあまり意識していませんでしたが、実際の病児保育現場では、鼻水がひどい場合、午前中に鼻吸いをしておくと午後子どもがゆっくりお昼寝できる傾向があります。その場で診察して、インフルエンザや溶連菌の検査、処方箋の発行まで行えるので、病気のお子さんの体の負担が少なくてすみます。 

往診サービスが始まって間もないころは、一部の利用会員さんや保育スタッフの理解をなかなか得られず苦労したこともありました。今ではすっかり浸透し、往診を心待ちにしている保育スタッフや利用会員さんが増えましたね。「待ってました!」と、お子さんの症状や対処法について質問を受けたり、相談されることが多く、往診はフローレンス病児保育の特色の一つとなりつつあるのかなと感じています。

主体的に仕組みを変えていける

往診2

フローレンスのすごいところは、私たちがただ診察を行うだけではなく、主体的に事業の改革に参画できることです。

感慨深いのは、ドクターサポート(往診アシスタント)や処方箋発行の仕組みを作ったこと。一日に数件の会員宅を車で回るため、当初は忘れ物や時間のロスなども多かったのですが、本部スタッフと試行錯誤した結果、こどもレスキュー隊員がアシスタントとして同行することで効率化を図り、結果的に一日に診られる件数を増やすことができました。

さらに、車中ではこどもレスキュー隊員さんの日頃の病児保育に関する不安や疑問にお答えし、保育の質の向上に役立てるようアドバイスをしています。また、小型プリンターを持参することで処方箋や登園許可証をその場で発行できるようにしたりと、より良い往診サービスへと進化し続けています。

往診の仕組みを変え、検査や処方箋をスタート、ついには「マーガレットこどもクリニック」を開業するなど、スタッフとともに猛烈なスピード感でサービスをより良く進化していける、そこに主体的にかかわっていけることに大きなやりがいを感じています。これらは病院勤めではまず体験できない経験ばかり。

これからもフローレンスから目を離せないし離したくないですね。

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